Lapiz2017冬号から《巻頭言》:井上脩身編集長

 議会制民主主義は危機にひんしているのではないでしょうか。10月に行われた衆院選の結果に暗たんたる思いにかられました。小選挙区での自民党の得票率は48・2%。半数に達していません。ところが獲得議席数は218、議席占有率は75・4%です。民意では半数の支持も得ていないのに4分の3の議席を得る。マジックというほかありません。マスコミはこぞって「自民圧勝」と伝えました。裏返せば野党完敗です。いや敗れたのは議会制民主主義ではないでしょうか。選挙は民主主義の根幹をなすものです。その選挙が民意と全くかけ離れたものであれば、民主主義は土台から崩れます。いや、安倍一強が続いている現状をみれば、もう崩れているというべきでしょう。
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びえんと-Lapiz2017WinterVol.25

立憲民主党と希望の党の明暗;文、写真 井上脩身
10月に行われた衆院選で私は2人の候補者に注目した。一人は立憲民主党から立った大阪10区の辻元清美氏、もうひとりは希望の党から出馬した奈良1区の馬淵澄夫氏だ。二人はささやかながら私には縁があるのだ。
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淡島神社-Lapiz2017WinterVol.25

和歌山市の北端に加太港があります。
そこには淡島神社があり古くからヒナ流しの神事が知られています。
かつてはお雛様が大部分だったと記憶しますが、今は市松人形や
花嫁人形、信楽焼のタヌキから武者人形などあらゆる人形が収められています。
人形をゴミとして捨てるのは罪の意識からできない人が多く、ここに持ち込んで、供養してもらうのです。
収められた人形たちはお祈りの後、社殿の周囲に並べられてありますが、
数えきれないほど多数に上ります。
人を何人も殺して、自宅に隠したり山中に捨てたりする犯罪が絶えない今、
人のかたちをこうして見送る人がこんなにも多いとは・・・・・。