2018春号《 神宿る。大原神社のケヤキ》片山通夫

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京都に美山という集落がある。茅葺の集落がよく残されているので有名だ。昨今は海外からの観光客も絶えない。鉄道駅は遠いのでもっぱらバスである。そんな山奥に大原神社という神社がある。大原神社という名前の神社はあちこちにありそうだが、この神社は由緒正しい。なんでも、祭神は、伊弉冉尊(いざなみのみこと)、天照大神(あまてらすおおみかみ)、月弓尊(つきよみのみこと)という素性の知れた、正しい「神代の時代からの神様」をお祀りしている。
余談だが筆者は神社に関して一つの考えを持っている。簡単に言うと「神代の時代におられた神様は信じるが、昨今の天神様(菅原道真公)、安倍晴明などは信じない。信じたくないのだ。理由は後世の人間が「祟り」だのなんだのと恐れおののいて作り上げた幻想でしかないと思うからである。

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