びえんと ニューカマー時代の母語教育~善元幸夫先生の授業から~ Lapiz編集長 井上脩身

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文部科学省役人の天下りあっせん問題の責任をとって2017年1月に辞任した元文部科学事務次官、前川喜平氏の『前川喜平 教育のなかのマイノリティを語る』が2018年9月、明石書店から刊行された。同書には「高校中退・夜間中学・外国につながる子ども・JGBT・沖縄の歴史教育」の副題があるように、それぞれの専門の6人の教育者との対談をまとめたものだ。私は書店でこの本を手にして、6人のうちの一人が善元幸夫先生であることを知り、強い感動をおぼえた。40年前、私が大阪の新聞社にいたとき、善元先生の授業を取材したからだ。20代の後半だった先生は、残留孤児の子どもを対象とした日本語学級の担任として、児童たちに真剣に向き合っていた。いま前川氏に注目される一人となった善元先生のその後の軌跡を知りたいと、ちゅうちょなく同書を買い求めた。そこに現代の教育の問題点が浮かび上がるのではないか、と思ったからだ。 “びえんと ニューカマー時代の母語教育~善元幸夫先生の授業から~ Lapiz編集長 井上脩身” の続きを読む

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