編集長が行く しのびよる地球温暖化~夏山から消える雪渓~ Lapiz編集長 井上脩身

今年8月末、北ア・白馬岳(2932メートル)に約20年ぶりに登った。白馬岳の東の沢は大きな雪渓をなしており、この大雪渓をアイゼンを利かして歩くのが白馬登山の醍醐味。ところがこの雪渓が歴然と以前より小さくなっていた。10年くらい前から「地球温暖化が雪渓にも及んでいる」とうわさされていたが、その現実を目の当たりにしてがく然とした。地球温暖化による縮小であれば、ことは白馬大雪渓だけの問題ではない。北アルプス、いや東日本から北日本の山々の積雪量が減っていることを意味し、それはいずれ水不足という深刻な問題に立ち至る恐れがあることを示しているのだ。 “編集長が行く しのびよる地球温暖化~夏山から消える雪渓~ Lapiz編集長 井上脩身” の続きを読む