cover story《服部健と言う生き方》片山通夫

三重県に関(亀山市)という町がある。東海道53次のうち47番目の宿場町である。江戸時代の終わり頃から明治時代にかけて建てられた町家が200棟以上も現存しているという。いわゆる「当時の雰囲気が残る町」である。
宿場・関の名は、愛発の関(あらちのせき・越前国)・不破の関(美濃国)とともに「日本三関」に数えられ、670年頃に軍事上の目的で設置された「鈴鹿の関」に由来する。壬申の乱(672年)に大海人皇子(天武天皇)が、鈴鹿の関を閉ざしたことは知られているので歴史は古い。
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