《地図ぶらあるき》 オイミャコン・100:中川眞須良

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 2018年・夏・日本国内観測史上最高気温が記録されたことはこの年の酷暑を物語っている。最高が記録されたのであれば逆に最低が・・・・、それも世界最低気温が気になるのが私の性格である。単に地球上の観測値ならば南極大陸でのマイナス89度前後の記録はすぐに見つけられるがこれにはあまり興味が湧かない。地球上、北半球での過去の最低気温の観測地はオイミャコン、その値はマイナス67・7度にすぐにたどり着いた。


このオイミヤコン、どのような場所なのか・・・、その地は、ロシア極東連邦管区、サハ共和国東部、南北に走る2本の山脈間に位置する広大な高原(北海道の面積以上)の一つの地域内の一つの町ウスチネラ(行政中心地)から更に南へ100キロメートル以上離れた村である。
人口100数十人のこの村、人間が定住する場所で地球上での最低気温を記録したことにより北半球の寒極と呼ばれている。
1)北緯63度27分、標高741メートル、盆地の南奥に位置する。
1)1月の平均気温マイナス46、4度、同月の最低平均気温マイナス50度。
 公式的には1933年2月6日観測された気温、マイナス67、7度などがその概要である。
 測定方法が異なるが同地区から北北西に600キロメートルの町ウェルボヤンスクでは1892年、マイナス69・8度が観測された事実があると議論になり、また1924年の地質探査の時にこのオイミヤコンでマイナス71・2度が観測されたとする非公式情報もあるなど記録公認も大変である。



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