渡来人たちの宴《卑弥呼とアマテラス 3》片山通夫

 魏志倭人伝という史書だが、当時も今も卑弥呼に関して書かれた物は他に見当たらない。つまり検証のしようがないということにもなる。まして外国の史書であり、唯一残されただけに、ありがたく信ずるのもいいが、中国の歴史書『三国志』中の「魏書」第30巻烏丸鮮卑東夷伝倭人条の略称であり、必ずしも正確に記録されたものではないという印象がある。
しかしながら当時(3世紀頃)の倭国(日本)に関して書かれた唯一のものなので、貴重な書であることは当然である。しかしながら書かれている内容すべてが正しいとも思えない。 “渡来人たちの宴《卑弥呼とアマテラス 3》片山通夫” の続きを読む