渡来人たちの宴「朱智神社で見つけたスサノオ」片山通夫

辟邪絵(奈良国立博物館)で牛頭天王をつかんで食べる天刑星

京都府京田辺市に「天王」という集落がある。かなりの山間の田舎だ。バスが通っているが2時間に1本程度。筆者はその天王といういう地名にひかれて少し調べてみた。集落の端の山の上に朱智神社という古い神社があるという。京田辺市のいわれの書かれているホームページによると、朱智神社の祭神は迦爾米雷命 建速須佐之男命 天照国照彦火明命となっている。
朱智神社は迦爾米雷命(かじめいかずちのみこ)=(神功皇后の祖父)を主神とし、古代この地一帯に勢力のあった息長氏(おきながし)の祖神を祭っている式内社だとか。天照国照彦火明命は太陽光や熱の神格化だという。 “渡来人たちの宴「朱智神社で見つけたスサノオ」片山通夫” の続きを読む