百鬼夜行夜話 018「鵺の鳴く夜は恐ろしい 02」片山通夫

京都二条城の北側にある鵺池。頼政が鵺を退治した時にその矢じりを洗った。

ひょうひょうと深夜に鳴く鵺は天皇を悩ませた。そこで時の天皇は源頼政に銘じて二度鵺退治をしていた。一度目は近衛天皇の時、毎夜、丑刻になると東三条の森の方から、
黒雲が沸き立って御所を覆い、鳥の鳴くような奇妙な声が。 “百鬼夜行夜話 018「鵺の鳴く夜は恐ろしい 02」片山通夫” の続きを読む

百鬼夜行夜話 017「鵺の鳴く夜は恐ろしい」片山通夫

「京都 鵺 大尾」(「木曽街道六十九次」の内、歌川国芳画

 

横溝正史という作家がいた。金田一耕助という名探偵が活躍するおどろおどろしい探偵物語だ。その彼の小説に悪霊島という小説がある。詳しい内容はリンクを貼ってあるので参照していただきたい。その悪霊島の小説に「鵺の鳴く夜は恐ろしい」という部分が出てくる。
鵺(ぬえ)とは平家物語』などに登場し、猿の顔、狸の胴体、虎の手足を持ち、尾は蛇。文献によっては胴体については何も書かれなかったり、胴が虎で描かれることもある。 “百鬼夜行夜話 017「鵺の鳴く夜は恐ろしい」片山通夫” の続きを読む