とりとめのない話《素数 他》中川眞須良

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素数の説明に[1およびその数自身の外に約数を持たない正の整数]とある。
2-3-5-7-11に始まり無限に存在する。
円周率(π)の3.14159”””を無限に極めていこうとする集団があるのと同様、証明可能な最大の素数を探すことを目的とする集団(企業)があるらしい。

航空宇宙産業、統計学会、アメリカのNASAまで多くの需要があると聞く。

その彼らが世界最大の素数を見つけた、と聞いてから12年以上経過したがさらに大きな素数が見つかった話は未だ聞いていない。またこの集団は当時、さらに大きな素数の発見者(証明者)に10万ドル以上の賞金を出すと発表している。

その素数の条件とは

1000万桁を超えること
  証明できること     である。

因みに12年前に見つかった世界最大のその素数とは、
2(n乗)ー1
 n=30.402,457

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後輪ギア

あるこだわり人間  (後輪ギア)

彼は自転車(以下bと示す)が好きだ。

年齢は50歳代前半、視線のばらつかない、野球の指導者でもあるらしくその日焼けしたスリムな身体からは、静かなるパワーがにじみ出ている。 彼との親交はまだ短く浅い。会った時は2人共通の趣味であるバイク、車などの話題の終わりに少しのb談議をプラスして会話を楽しむことが常である。 ある日の再会の時、彼は初めてbに乗り、やってきた。「みて下さい。」といいたげな雰囲気である。服装、b、共にバシッと決まってかっこいい。特にbそのものに目を奪われた。

超シンプルである。サイドスタンドをはじめ付属品というもの 何もついていない、それに変速機なしのシングルギア仕様である。私のような高齢者で非力な人にとっては、とても乗りこなせるしろものではない。そんな私がまず興味を持ったのは、車重 である。

「こちらのほうは9キロ少しオーバーくらいかな・・・・・、後輪ギアの歯数ですか・・・・・? たしか14です。」と。これはすごい! 私と彼 内心アマチュアとプロ程の差があるな、と感じ少し恥ずかしかったが更に彼の言葉の端々から感じる疑問に「もう一台持っているの・・・・・?」と問うと答えは「YES」である。

いろいろ聞かせてもらった彼の話をまとめてみると、

・所有台数(フレーム数)・・・・・2

・フロントフォーク・・・・・3

・後輪・・・・・3 (3種類のギア、スポーク取り付け済み、すぐ交換可能)

・ハンドル3種類 (ドロップ、一文字、セミコンチ)

・チェーン、ペダル、サドル各3種        など

帰りがけの彼の言葉 「nさん(私のこと)の以前のように荷物を背負って長距離は行ってません、少しの坂道があれば近場で十分遊べますから・・・・・。

今度は12t(後輪ギア数)でよせてもらいますわ・・・・・。それなら車重、これよりかなり軽いですよ。」

人生の終盤に大変な人と知り合ってしまった。重さ11.8Kg 25年以上前からのマウンテンを愛用する私にとっては少し恥ずかしく、大変うれしい。

b の世界は スタート、加速、トルクのハーモニーを楽しむ世界である。
またTPOに応じ、最適の前後のギア比を楽しむ世界でもある。

自分とb との関わり合いをよりアグレッシブに楽しもうとする人にとって・・・・・。

b の後輪 シングルギアを極めようとする、静かな一人の男、このこだわり屋は、宇宙人である。

 

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