神宿る。《巳の大杉 大村神社》片山通夫

三重県伊賀市の大村神社の公式ページには次の通り記載されている。

「延喜式」(927年)の神名帳に社名が記載されています。神名帳には、当時全国に無数にある神社の中から御由緒が正しく、 かつ朝廷の崇敬の厚い神社が選ばれています。又、それ以前の「三代実録」(901年)に、八六三年に神位が正六位上から一階級昇進し従五位下に叙せられたことの記載があり、 当時からこの地方きっての古社であることがうかがえます。当社の主神、大村の神の御名は、現存する日本最古の書物「古事記」(七一二年)や 「日本書紀」(702年)に「伊許婆夜和気命」「池速別命」とそれぞれ記されています。
ご神木は巳の大杉 表から見るとただの杉ですが、裏に回ると根元に祠があり、巳(蛇)をお祀りしている鳥居がある。


 

 

巳(み)は十二支の第六。方角では南南東、時刻では午前十時、また、午前九時から十一時までの間を指した。そして巳はあちこちで神様となっている。