夢の物語《京の都を鬼が行く 中》片山通夫

いわゆる神職は神を自由に操る。

だいぶ以前から神職、つまり神主と呼ばれる職業の人たちに筆者は疑問に思っていたことがある。神職は次のことができるとか…。

 

◎降神 神籬(ひもろぎ)に神様をお招きする儀式。
◎昇神(降神に準ずる)神籬にお招きした神様にお帰りいただく儀式。
*神籬とは神社や神棚以外の場所で祭祀を行う場合、臨時に神を迎えるための依り代。
言ってみれば神職は神様をどこへでも必要に応じて呼び寄せることができ、用事が済めばお帰り願うことができるわけだ・・・・。

それでは神職の「手下(?)」となる神様はどんな神様なのかは調べてみるまでもなく、それぞれの専門の神様らしい。例えば地鎮祭では「大地に鎮まる神を始め建築に関係する神々」となり、複数の神様を一人の神職が祝詞をあげてお越しいただくことができる能力があるということだ。
これってすごい行為、能力だと思わない?

神職の資格やその資格を取るための内容に関してはここでは述べない。

このサイトを参考にされたい。

除霊とは人や物に取り憑(つ)いたとされる霊を取り除くこと
ここに一人の神職の方がおられる。
その方は
《実を言うと、神社神道の世界において、「霊魂観」が明確に定められておらず、「除霊」や「悪魔祓い」などの儀式は公式には認められていません。したがって、霊に関わるお祓いをどのように対応するかは、各神社の判断となります。ちなみに、私どもの神社は、その事実を御了承いただいた上で、「除災招福祈願(悪いことを祓って、福を招く)」、または「心願成就祈願(個人的なお願いごとを祈る)」という形でお祓いを斎行します。》と述べられている。

決して「悪霊退散!」などとは叫ばないのだ。(続く)