徒然の章《花見三昧》中務敦行

コロナ2年の春は駆け足でやってきた。私は日頃頼まれている写真クラブや教室の撮影会も例会、写真展もほとんど中止、昨年以上のようだ。月に半分以上あった予定はほとんどがキャンセル。予定表に残ったのは病院の予約だけという有様。同窓会などの飲み会も平均月一回はあるのだが、これもゼロ。
今年は花も早く咲き、三月からサクラの満開の名所がいっぱい。この春はいっぱい花見をしてやろうとあちこち駆け回った。最近は早咲きで有名な伊豆の名花「河津ザクラ」も2月の終わり頃から咲き始め、京都競馬場近くの川沿いには並木が見事に生長して3月7日には満開だった。
奈良・東吉野村にある高見の郷は山林の杉やヒノキを切り出したあとに、しだれ桜千本を植えたもので、今は見事な花の名所になっている。オーナーが林業に見切りをつけ、植樹した木が大きく育ち桜の名所になったのだ。
日本中、桜の名所だらけだがこれらはほんの一部。コロナの年ならではの人出の少ない花見を楽しんだ。サクラのあともシャクナゲ、ツツジ、カキツバタ・・と楽しんでいる。