アカンタレ勘太12-3《ダブルレインボー》文・画  いのしゅうじ

「勘太くん、ちゃんとすべれたがなぁ」
隆三のおとうさんはにっこりして、勘太の体をおこした。
タミちゃんは、勘太を見て安心したのか、浮きわにお尻をのせてサーとすべる。
「おもしろ~い」
タミちゃんのきんきんした声が山にこだました。
ユキちゃんも浮きわにのってつづく。
ひとまわりみんながすべったとき、イッ子せんせいが浩二につれられてやってきた。 “アカンタレ勘太12-3《ダブルレインボー》文・画  いのしゅうじ” の続きを読む