神宿る。《岩船神社》片山通夫

この神社は珍しくご神体が境内の大きい岩で手で触れることができる。
例えば九州・高千穂の岩戸神社では御神体「天岩戸」は拝殿裏の遥拝所からお参りし神職が案内してくれるのでかってにはゆ行けない。また奈良の三輪神社も山自体がご神体と言うので自由には入れない。その点岩船神社は神様も何となく近しい。以下 岩船神社 趣意書より

趣意書

御神体 天の磐船

物部氏の遠祖神(とおつみおや)天孫饒速日命をお祀りする神社です
天の磐船を御神体とする饒速日命降臨の聖地です 十種瑞宝鎮魂は日本の祈祷の根本であり、饒速日尊が天照大神より授かり伝えたものです 御神体や行場岩窟をはじめとする巨石群は古代の磐座祭祀を現代に伝え、古代の人々と同じ空間を体感できる場です
天照国照彦天火明奇玉神饒速日尊(あまてるくにてるひこあめのほあかりくしたまにぎはやひのみこと = 饒速日命)が天の磐船に乗って河内国河上の哮ヶ峯(たけるがみね)に降臨されたとの伝承が先代旧事本紀にもある。 交野に勢力を保っていた肩野物部氏という物部氏傍系一族の氏神であり、一族が深く関わっていたといわれている。 中世以降は、山岳信仰や住吉信仰の影響を受け、現在も境内には垂迹神の住吉大神の四体が連なる本地仏の石仏や不動明王石仏を初め神仏習合の影響が色濃く残されている。
岩船神社  https://osaka-info.jp/spot/iwafunejinja/