怒りを込めて振り返れ!《原発を考える》一之瀬明

原発の再稼働・新設目指す岸田内閣

広島平和記念資料館で

8月はヒロシマ・ナガサキの2都市に原爆投下されて敗戦が決まった月だ。
一方現在の世界の情勢は決して穏やかな状況とは言えない。ロシアがウクライナに侵攻し、町を破壊し、そこに住む人々を殺戮し続けている。わが国の周辺では台湾をめぐる米中の緊張が過去になく高まっている。ロシアは「北海道に興味を示し」、「中国は台湾統一」を公言している。北朝鮮は核武装にいそしみ、これらの緊張に乗じている形だ。国内ではこれらの状況を踏まえて「核武装論」まではともかく「核共有論」が飛び出し、防衛予算も過去最高に膨張している。わが国には54基の原発があり政府は電力の安定供給を目的に、再稼働はおろか、新規の原発の設置もを視野に入れていると報道にあった。 “怒りを込めて振り返れ!《原発を考える》一之瀬明” の続きを読む