京都奇譚《六道の辻》山梨良平

小野篁(おののたかむら)

京の都は平安に時代から華やかな王朝の生活を忍ばせる物語が多く残っている。そしてそれは王朝文学として貴族の生活を私たちに垣間見させてくれている。
竹取物語、源氏物語や枕草子、伊勢物語などが有名だ。多くは王朝貴族の恋の物語でもある。余談だが筆者の高校時代、こんな戯れ歌が流行っていた。

♪ 光源氏の夜遊びをいみじゅうおかしというけれど
おいらにゃいみじゅうわからない 嫌な古典をやめちまえ “京都奇譚《六道の辻》山梨良平” の続きを読む