Lapiz2023春号《Lapizとは?》編集室

Lapiz(ラピス)はスペイン語で鉛筆の意味。
地球上には、一本の鉛筆すら手にすることができない子どもが大勢いる。
貧困、紛争や戦乱、迫害などによって学ぶ機会を奪われた子どもたち。
鉛筆を持てば、宝物のように大事にし、字を覚え、絵をかくだろう。
世界中の子どたちに笑顔を。
Lapizにはそんな思いが込められている。

 

Opinion《先制敵基地攻撃とロシア #3》山梨良平

勇ましく閣議だけで重要な国民の運命を左右することを決定した岸田内閣だが、果たしてことの重要性をどこまで理解しているのだろうか。
《日本の防衛体制強化をロシアが批判、「抑制のきかない軍事化」 》とはローター電が伝えたロシアの反応。 “Opinion《先制敵基地攻撃とロシア #3》山梨良平” の続きを読む

Opinion《先制敵基地攻撃とロシア #2》山梨良平

 そんな折に日本の岸田首相は「閣議決定」という無謀な手で、敵基地攻撃能力を持つことにし、「防衛力」という「戦力」に「先制攻撃」を付け加えた。敵基地攻撃能力とは、弾道ミサイルの発射基地など敵国の基地や拠点などを攻撃する装備能力。 反撃能力ともいう。戦後の平和主義から一変した政策である。 “Opinion《先制敵基地攻撃とロシア #2》山梨良平” の続きを読む

Opinion《先制敵基地攻撃とロシア #1》山梨良平

ロシア革命

一般に我が国の仮想敵国は中国や北朝鮮と言われている。過去に帝政ロシアは我が国と戦ったことがある。19054年から1905年のことだった。いわゆる日露戦争である。幸いにして我が国の勝利に終わったことは周知の通りだ。
日本が勝利した背景にロシアの内政問題があったことは言うまでもない。帝政ロシアは農奴開放によって農民は時の支配者に抵抗した。 “Opinion《先制敵基地攻撃とロシア #1》山梨良平” の続きを読む

とりとめのない話《高見颪》中川眞須良

私はいつの頃からか「風」が大好きになった。勿論危険が伴う強風 暴風は対象外だ。一口に 風 と言っても「感情」を持った一人の人間との関係は無限に広い。まず風に対してはその吹く時期 場所(地方) 風向 風力などによって多種呼び名を変え広く日常に溶け込んできた。その一つに「颪」がある。 “とりとめのない話《高見颪》中川眞須良” の続きを読む

原発を考える《大手を振り始めた原発プロパガンダ》文・井上脩身

『原発プロパガンダ』の表紙

 岸田文雄首相は8月24日、次世代原発について開発・検討する方針を打ち出した。それまで政府は原発の新増設・建て替えについて「想定していない」としており、前触れのない唐突な方針変更であった。だがこの日、読売新聞が原発に運転再開について初めて賛成が反対を上回ったとの世論調査結果をオンライン上で明らかにしており、岸田首相はマスコミの動向を注視したたうえで方針を示した可能性をうかがわせた。福島第一原発の事故後、原発推進を後押しする論調は影を潜めていたが、ウクライナ戦争によってエネルギー問題が深刻化するなか、原発推進派マスコミが大手を振りはじめた。 “原発を考える《大手を振り始めた原発プロパガンダ》文・井上脩身” の続きを読む