Lapiz2018夏号《空撮の世界・富山県砺波平野の散居村》:小田真

散居村は広大な耕地の中に民家(孤立荘宅)
が散らばって点在する集落形態をいう。我が
国でも最大の面積を誇角は富山県砺波平野で
あり、およそ 220 平方キロメートルに 7,000
戸程度が散在している。砺波平野の散居村は
16 世紀から 17 世紀にかけて成立したと考え
れれている。通常の集落は家屋が一か所に集
まっているが、ここでは散居している。一説
には広大な平野を見渡せれば検地などの時不
利であるために、散居して各家には屋敷林を
植えて見渡せなくしたとも言われているが、定かではない。

Lapiz2018夏号《巻頭言》:井上脩身編集長

国立公文書館(東京都千代田区)で今春、特別展「江戸幕府最後の闘い――幕末の文武改革」が開かれました。今年が明治元年(1868年)から150周年に当たるのを記念しての企画です。新聞に「江戸幕府も近代国家への脱皮を試みていたことがわかる」と紹介されていました。NHKの大河ドラマ「西郷どん」を欠かさず見ている私は何らかの知識を得たいとおもい、4月末、展覧会をのぞいてみました。 “Lapiz2018夏号《巻頭言》:井上脩身編集長” の続きを読む

2018春号《今を考える『掴む社会と与えられる社会』》はない みほ

ウーマンラッシュアワーの漫才に興奮

年末の話。たまたまリビング行くと、テレビが流れていた。「ザ・漫才」だった。昔はよく見て笑っていた。いつ頃の事かと思えば、震災前だった。震災から7年も経ってしまった。被災地に行ったのもついこの間の事のように思えるのだが、あのとき5年生だった息子は、もうこの春には大学生。その年に生まれた子供達がこの春にはもう小学2年生になるのだから、いつの間にか時間だけが経っている。ただ私はあの頃から、いつ日本は良くなっていくのかと毎日指を折って数え、日を追っているからか、まだ震災は昨日のように思えるのだ。たまにはお笑いも悪かないかとテレビを久しぶりに見た。知らない若手漫才師がこの7年で幾人か出ている。流行にのっていない自分を感じた。面白いが、やっぱりあの頃のようには馬鹿笑いできない。するとウーマンラッシュアワーが出てきた。早口言葉で話す村本氏の空気が違っていた。福井は北朝鮮の隣というフレーズで始まった。すると村本氏は大飯原発の大飯出身だと言う。それから、大飯原発の夜事情を伝える村本氏のセリフに思わず唸ってしまった。次に東京、次に沖縄、次に熊本、次にアメリカ、北朝鮮、最後に日本の問題を伝えた。忖度で流される日本の現状をネタの中でハッキリ伝えた。私は、当たり前の事を言った村本氏の言葉にこの上なくすっきりした気持ちになっていた。 “2018春号《今を考える『掴む社会と与えられる社会』》はない みほ” の続きを読む

北大散歩《ポプラ並木の物語》片山通夫

北海道大学は北海道開拓の礎となった札幌農学校の後身であるという話は、すでに多くの文献やガイドブックにも掲載されているからご存知の方も多いだろう。
札幌農学校は「少年よ大志を抱け」の言葉で有名なクラーク博士が在職した学校である。ちなみにラーメンとともに日本人の好物の一つ、カレーライスもこの農学校の学生寮でも食された。1876年(明治9年)、当時、札幌農学校の教頭として来日していたウィリアム・スミス・クラークが、「生徒は米飯を食すべからず、但しらいすかれいはこの限りにあらず」という寮規則を定めた。理由は開拓途上の北海道で産する農作物の一つ、ジャガイモをカレーに入れて、消費することを奨励するためだとか…。
初っ端からカレーに寄り道である。
ポプラ並木の物語(PDF)