徒然の章《路傍の仏様》中務敦行

コロナ禍で教えている写真クラブや教室など、休講が多く催しもありません。そのため毎朝の散歩を強化、昨年は500万歩近くを歩きました。自宅は大和郡山市、雨が降っても大抵は歩きました。大阪に来ると地下鉄の2駅は歩きます。体調はよくカメラをもっての散歩を楽しんでいます。行き先は半径10キロ以内。遠いときは帰りに公共交通を利用します。
昔から歩く時は各地の氏神様にお参りをしていました。コロナ以後はあちこちにあるお地蔵さんが気になりました。どこに行っても沢山あります。向かい市はもっといっぱいあったんでしょう。それが開発や宅地造成などで、安住の地を追われ取り出した人たちも処分はできず、新しいお堂を作って安置したと思われます。マンションのようなもの、まだ集めただけのもの。でもどの地蔵さまも丁寧に花が供えられ、大切にされています。
新しい住宅地でも変わりはないようです。最近の人は無関心かと思っていたが、そんなことない。コロナもこうして皆さんの気持ちが届けば、間もなく退散する、そんな気持ちで手を合わせ続けています。
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写真散歩《滋賀県日野の雛祭り》片山通夫

《滋賀県日野の雛祭り》日野は近江商人発祥の土地でもある。近江国(現在の滋賀県)に本宅(本店、本家)を置き、他国へ行商して歩いた商人の総称で、大坂商人、伊勢商人と並ぶ日本三大商人のひとつ。 「近江の千両天秤」ともいうように、天秤棒1本から財を築き、三都(江戸、大坂、京都)をはじめとする全国各地に進出し、豪商と呼ばれるまでに発展していった。