宿場町シリーズ《有馬街道、小浜宿》文、写真 井上脩身

歌劇の町の酒造りの村 ~種痘免許を持つ医師がいた~

除痘館が山中良和に発行した種痘医免許証(ウィキペディアより)

手塚治虫が『陽だまりの樹』をかきだして40年になると何かの記事でみて、この連載漫画をよんでみた。幕末の動乱に巻きこまれながら、種痘の普及につとめた医師、手塚良庵の物語だ。良庵は緒方洪庵の適塾に学んだという。適塾のホームページを開いてみて、適塾が運営する除痘館が摂津・小浜村の山中良和に種痘医免許証を出していることを知った。小浜は現在の宝塚市のほぼ中央に位置し、治虫が5歳のころから住んだ村だ。調べてみると小浜には有馬街道の宿場があり、山中家は宿場内で造り酒屋を営んでいたことがわかった。宿場跡は宝塚大劇場から東に1キロしか離れておらず、治虫も宿場跡を訪ねたにちがいない。歩きながら良仙と山中良和が治虫の頭の中で重なり合ったかもしれない。そんな思いにかられ、小浜宿跡をたずねた。 “宿場町シリーズ《有馬街道、小浜宿》文、写真 井上脩身” の続きを読む

お詫びと訂正 Lapiz編集部

連載コラム・日本の島できごと事典 その27《家人(やんちゅ)制度》渡辺幸重
2021年6月9日

記事中の『大奄美史』(曙夢著、1949年)は『大奄美史』(昇曙夢著、1949年)と著者名が間違っていましたのでお詫びして訂正いたします。

昭和の引き出し《記憶と希望 京都国際高校 2》元民族新聞記者 鄭容順

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昭和の引き出し《記憶と希望 京都国際高校》元民族新聞記者 鄭容順
https://bit.ly/3zjlmON

李愚京元理事長(右)宋基泰元理事長(左)

京都国際高校は春の選抜高校野球大会に初出場した。創部以来の念願がかなった。対戦相手、宮城県代表、柴田高校に勝利したが、次の東京代表、東海大菅生高校には敗退した。しかし、柴田高校の勝利に韓国語の校歌が甲子園球場から全国津々浦に流れた。日本人はどんな思いで聞いていたのだろうか。在日同胞はどんな思いだっただろうか。
京都国際高校は京都韓国学校が原点、もともとは在日同胞の2世たちは親と一緒に韓国の帰国にあたり、言葉ぐらいは使えるようにならないといけない。1世たちの深い愛情で創設、まさかそんなに長く学校経営が続くとは思っていなかっただろう。各種学校から始まり、日韓国交正常化で日韓の往来は可能になったものの2世たちの言語は日本語で文化も日本人気質になり、韓国の帰国はほとんどなかった。韓国に留学する人はいても生活基盤は日本だった。 “昭和の引き出し《記憶と希望 京都国際高校 2》元民族新聞記者 鄭容順” の続きを読む

Lapiz2021夏号 Vol.38 最近の記事紹介

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Lapiz2021夏号 Vol.38《巻頭言》Lapiz編集長 井上脩身 2021-6-1