【出版案内】北博文写真集 breath of CITY monochrome photography

北博文写真集 breath of CITY monochrome photography
日々変化する都市光景を一期一会として感じるままにファインダー内のレンズフレーム枠全体でトリミングして撮影し、自家暗室にてフイルム現像し印画紙に焼き付けています。

人間が利便性を探求し、長い時間を費やして作り上げてきた都市が今や自らの
生きる術を得たかのように朝・昼・晩と表情を変えながら、そこに生きる人たちの心を揺さぶり、その反応を眺めているかのような虚実的な都市の空気感を捉えていきたいと思っています。

出版社 NextPublishing Authors Press (2023/7/27)
発売日 2023/7/27
言語 日本語
オンデマンド (ペーパーバック) 117ページ
ISBN-10 4802083831
ISBN-13 978-4802083836
寸法 21.59 x 0.69 x 27.94 cm

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Cover Story 《海》 北 博文

2020冬号表紙 撮影 北博文

「海は広いな大きいな・・・」と童謡で昔から歌われた広大な青い海、私は神戸市の現在JR垂水駅北側のすぐ傍の実家で生まれ、幼児期は山陽電鉄もJR(旧国鉄)も高架になってなく海に行くときは必ず開かずの踏切を渡って行ったものです。その頃は蒸気機関車D51が長い貨物を引っ張り電気機関車EF58が茶色の客車を8両余り連結していたのを覚えています。小学生の低学年時代、海に行くには国道2号線を南に渡ると海神社の赤い大きな鳥居があって、その下付近から白浜が波打ち際まで20~30mあり木造の小型漁船が何十隻も枕木に乗せられて船底を乾燥させていて、ワカメやじゃこが大きく広げられた筵の上で天日干しされていて生臭い匂いが浜辺全体に広がっていましたね。 “Cover Story 《海》 北 博文” の続きを読む

《breath of CITY 》北博文

めぐりめく変化する都市光景を一期一会として感じるままに
ファンインダーのフルフレームで切り撮っています。
人間が利便性を探求して作り上げた都市が今や独自に生きる術を得たかのように朝・昼・晩と表情を変えながら人の心を揺さぶりその反応を眺めているかの様な虚実的な都市の空気感を撮らえて行きたいと思っています。

                                                        北博文

LAPIZ2020冬号Vol.36 cover story 北 博文 

写真・文 北博文



                                      

「海」

「海は広いな大きいな・・・」と童謡で昔から歌われた広大な青い海、私は神戸市の現在JR垂水駅北側のすぐ傍の実家で生まれ、幼児期は山陽電鉄もJR(旧国鉄)も高架になってなく海に行くときは必ず開かずの踏切を渡って行ったものです。その頃は蒸気機関車D51が長い貨物を引っ張り電気機関車EF58が茶色の客車を8両余り連結していたのを覚えています。小学生の低学年時代、海に行くには国道2号線を南に渡ると海神社の赤い大きな鳥居があって、その下付近から白浜が波打ち際まで20~30mあり木造の小型漁船が何十隻も枕木に乗せられて船底を乾燥させていて、ワカメやじゃこが大きく広げられた筵の上で天日干しされていて生臭い匂いが浜辺全体に広がっていましたね。小学生の高学年から中学生時代は余りにも海が近くにあって行こうと思えば直ぐに行けるとということもあって、関心もなく高校受験への勉強中は常にラジオの深夜放送かビートルズのLPを聞いていました。 “LAPIZ2020冬号Vol.36 cover story 北 博文 ” の続きを読む

breath of CITY:北博文

 めぐりめく変化する都市光景を一期一会として感じるままにファンインダーのフルフレームで切り撮っています。
 人間が利便性を探求して作り上げた都市が今や独自に生きる術を得たかのように朝・昼・晩と表情を変えながら人の心を揺さぶりその反応を眺めているかの様な虚実的な都市の空気感を撮らえて行きたいと思っています。