エッセー《四文字熟語が世界を暴く004》山梨良平

いや、ネタに困らんわ、この政界は。

白河夜船(しらかわよぶね) 京都見物をしたと嘘をついた人が白河のことを聞かれ、川の名前と思い込み、「夜に船で通ったから知らない」と答えたため、嘘がばれてしまった。実はぐっすり寝ていたと言うわけ。国会の場でも時折見かけられる。「恥を知れ!」と言いたい。

巧言令色(こうげんれいしょく)「少なし仁」と続く。
読んで字のごとく。口先だけでうまいことを言ったり、うわべだけ愛想よくとりつくろったりすること。 人に媚こびへつらうさま。 ▽「巧言」は相手が気に入るように巧みに飾られた言葉。 「令色」は愛想よくとりつくろった顔色。
⇒多いのよ、このような御仁。とにかく票になれば・・・。

天衣無縫(てんいむほう) 天人・天女の衣には縫い目がまったくないことから、文章や詩歌がわざとらしくなく、自然に作られていて巧みなこと。 また、人柄が飾り気がなく、純真で無邪気なさま、天真爛漫らんまんなことをいう。 また、物事が完全無欠である形容にも用いられることがある。
人はこうありたいものだ。特に政治家は…。