編集長が行く《北海道・礼文島 01》Lapiz編集長井上脩身(文・写真共)

文島で観測された金環日食(ウィキペディアより)

取り残されたメルヘンの島
 9月末、北海道北端の礼文島を訪ねた。私が小学校4年生の教科書に、礼文島で撮影された金環日食の写真が掲載され、子ども心ながら礼文島に夢世界を思い浮べたのだ。大人になって、そのことはすっかり忘れていたが、2012年7月21日、近畿で282年ぶりという金環日食を観察したことから、礼文島への憧憬が心の中で再びわきあがり、今年、ようやく実現したしだいだ。そう大きくはないこの島の景観は変化に富んでいて、四季折々、場所によってさまざまな顔をみせる。厳冬期には流氷で閉ざされることもあり、生活をするうえでは不便このうえない島ではあるが、それが結果としてメルヘン世界が今も広がっているように思えた。経済性というモノサシでは評価は低いであろうが、メルヘン度という尺度があるならば、極めて高い評価を得るのではないか。 “編集長が行く《北海道・礼文島 01》Lapiz編集長井上脩身(文・写真共)” の続きを読む

怒りを込めて振り返れ《日本の「保守派」の情けなさ》一之瀬 明

故文鮮明氏

過日下のような書き出しの毎日新聞記事を見つけた。タイトルは「旧統一教会・文鮮明氏、天皇・領土巡り保守派と相いれぬ発言判明」 。

世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が2002年に韓国内で信者に向けて行った説教で、日本の天皇を「平凡」と表現し、その約2年後には長崎県の対馬を「韓国の土地」と明言していた。韓国語で記された文氏の発言録全615巻の中から毎日新聞が当該部分を確認・翻訳し、判明した。(毎日新聞22/11/24電子版)
カルト宗教のことだから、内部でこのような発言をおそらくは繰り返していたことは、想像に難くない。しかし我が国の政権与党が戦後間もないころから、くだんの宗教にはまる、もしくは選挙対策としても同調し挙句の果ての票頼みとはかなり情けない状況だ。 “怒りを込めて振り返れ《日本の「保守派」の情けなさ》一之瀬 明” の続きを読む

■新刊のお報せ《新版 日本の島事典 》編集室

*『新版 日本の島事典』* 上下卷計1,600頁 ¥77,000(税込)
監修・編著:長嶋俊介・渡辺幸重 三交社刊
2022年12月6日刊行予定
27年ぶりの改訂新版で国土地理院地図情報をベースに日本の島嶼(島・岩礁)を
精査し、新定義「周囲0.1㎞以上及び0.1㎞未満の名称付き自然島」による我が国
の島嶼数を初めて1万5,712とした。本書は、これを基に有人島など歴史的に重要
な約2,000の島の「沿革」を著し、都道府県別に無人島・人工島などを含む島嶼の「現在」を示した歴史的大著である。上製本、ケース入り、分売不可。
◎内容
・はじめに 基礎データ(島数概要)
・第1部 日本の島々(解説編)
・第2部 島々の歴史(年表編)・第3部 島嶼県別集計(データ編)
アマゾンで買う。

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Lapiz2022冬号を掲載します!

Lapiz(ラピス)はスペイン語で鉛筆の意味
地球上には、一本の鉛筆すら手にすることができない子どもが大勢いる。
貧困、紛争や戦乱、迫害などによって学ぶ機会を奪われた子どもたち。
鉛筆を持てば、宝物のように大事にし、字を覚え、絵をかくだろう。
世界中の子どたちに笑顔を。
Lapizにはそんな思いが込められている。
Lapiz編集長 井上脩身

Lapiz2022冬号《巻頭言》Lapiz編集長 井上脩身

絵本『地球をまもるってどんなこと?』の表紙

今年10月、10歳の子どもが環境問題をテーマにした本を出版しました。シンガポール生まれのジョージYハリソン君。本の題は『地球をまもるってどんなこと?』。ハリソン君の文章にイラストレータ—の絵をつけ、絵本として刊行されました。「小学生のわたしたちにできること」という副題がつけられていることからわかる通り、子どもにSDGsのことを知ってもらおうというものです。大人にも手ごろな教科書になりそう、そんな思いをこめて本を開いてみました。 “Lapiz2022冬号《巻頭言》Lapiz編集長 井上脩身” の続きを読む