お知らせ

Lapiz2023春号Vol.45は昨日で終わりました。
次回の配信は夏号で6月1日からの予定です。
LapizOnlineと兄弟サイトともいうべき
もよろしくお願いします。

Lapiz2023春号《Lapizとは?》編集室

Lapiz(ラピス)はスペイン語で鉛筆の意味。
地球上には、一本の鉛筆すら手にすることができない子どもが大勢いる。
貧困、紛争や戦乱、迫害などによって学ぶ機会を奪われた子どもたち。
鉛筆を持てば、宝物のように大事にし、字を覚え、絵をかくだろう。
世界中の子どたちに笑顔を。
Lapizにはそんな思いが込められている。

 

新年のご挨拶@LapizOnline

                 写真:札幌ビール園にて

新年あけましておめでとうございます。昨年はお世話になりました。
本年もよろしくお願いいたします。

2023/1/1

                       LapizOmline 編集長 編集部

Lapiz2022冬号のお知らせ:編集室

Lapiz2022冬号は12月1日から掲載いたします。
主な項目
巻頭言、びえんと、宿場町、編集長が行く、徒然の章、とりとめのない話、片山通夫写真集から、神宿るなどと年末恒例のカレンダーなど

好評発売中!《片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME》編集室

片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME 表紙

2022年10月23日発売開始
60年代から撮り続けたドキュメンタリー写真集。1960年代のキューバ、「北送」と呼ばれた在日朝鮮人の祖国帰還の新潟港。ブルガリア、チェコ、ルーマニアなど東欧諸国の民主化や廃墟となったチョルノブイリ、作者のライフワークとなったサハリンの戦後問題。そして時代を映す日本の折々の風景をモノクロームで描いた作品集。
全286頁。モノクローム写真239点を収録。

 

 

本体価格 3600円(税込)+送料(370円)
お問合せ・ご注文はメールで。オンデマンド印刷。
お名前、電話番号、郵送先など連絡先をお忘れなく。
info*609studio.com
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近刊解説《片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME》井上脩身

「片山作品に見る冷戦下のフォトジャーナリズム」 001

片山通夫さんは私と同い年の1944年生まれである。高校に入学したのが1960年、いわゆる安保の年だ。安保条約はつまるところ東西冷戦のなか、わが国がアメリカの核の傘に入ることであったといえるだろう。核戦争の恐れは1962年のキューバ危機により具体的恐怖となり、人類は核の均衡という緊張状態のなかで息をつめて生きていくことになる。こうした時代背景をうけて、若き日の片山さんはカメラを手にキューバにとび、米ソ対立の最前線にあるカリブの国の人たちの実相に迫った。そこで磨いたカメラアイはやがて日本の敗戦でサハリンに取り残された朝鮮人に向ける。深いしわの奥ににじむ誇りと尊厳。片山さんはレンズを通して物言わぬ辺境の地の人たちに寄り添う。そこに私はフォトジャーナリストとしての鋭い時代感覚と温もりある人間性をみる。 “近刊解説《片山通夫写真集 ONCE UPON A TIME》井上脩身” の続きを読む