Lapiz2017秋号から《opinion 肩で風切らない右翼たち》:一之瀬明(年金生活者)

その昔、鶴田浩二や高倉健などが主役のやくざ路線の 映画を見た後の観客は「肩で風を切って」映画館を出てきたものだ。もちろん映画の主人公になったつもりで。映画館の周りにはそんな健さんが大勢いた。勿論そんな瞬間はたちまち現実に戻って善良な市民になる。可愛いものである。
ところで昨今「ネット右翼=ネトウヨ」なる言葉が出 てきた。匿名でインターネットを駆使して、韓国や中国を罵倒し、まじめな議論をせず(できず)にひたすら安倍首相をあがめ奉り、彼を非難する言説には真っ向から「パヨク」とか言って罵るのみである。
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