夏の千夜一夜物語《子午線の通る町・明石から淡路島航路》片山通夫

淡路島へは明石海峡大橋を車かバスで渡るかフェリーで渡ることができる。フェリーは淡路ジェノバラインという船会社が運航している。たったの13分ほどの船旅である。しかしあの明石海峡大橋をくぐる航路でもある。

夏の千夜一夜物語《七夕(たなばた)》片山通夫

七夕まつり

今年も夏が来た。夏至を過ぎると本格的な夏が来る。最もわが国では梅雨と重なってまだじめじめした空模様が続いている。沖縄などでは梅雨が明けている年もあるが今年は来月の3日位という予報だが、これはあてにならない。この梅雨入りや梅雨明けほどあてにならない予報はない。

しかし夏至が過ぎて夏に至る時期なのだ。7月といえば七夕祭。しかし新暦でいうものだからたいてい梅雨のさなかで星は見えない。変なところで合理的で新暦に直してしまうものだからなかなか季節とマッチしない。

本来 七夕(たなばた/しちせき、棚機)は、中国大陸・日本・韓国・台湾・ベトナムなどにおける節供・節日の一つ。五節句の一つにも数えられる。星祭り(ほしまつり)ともいう。(七夕節句とはいうが、二十四節気に関連する節月ではなく、暦月の)旧暦7月7日の夜のことで、日本ではお盆(旧暦7月15日前後)との関連がある年中行事であったが、明治改暦(日本におけるグレゴリオ暦導入)以降、お盆が新暦月遅れの8月15日前後を主に行われるようになったため関連性が薄れた。(この項ウイキエディア)

日本でも各地で七夕祭りが開催される。織姫と牽牛の恋物語が有名だ。

仙台などで行われている七夕まつりは新暦で8月7日頃に催される。

                           この項明日に続く

夏の千夜一夜物語《夏至》片山通夫

北欧の夏至祭

今年(2021年)の夏至(げし)は本日・6月21日だとか。夏至はわが国では一般に言われているように「昼の時間一年中で一番長い日」である。ウィキペディアによると、夏至は二十四節気の第10。南半球では、北半球の夏至の日に最も昼の時間が短くなる。日本における旧暦5月内に発生する。 現在広まっている定気法では太陽黄経が90度のときで6月21日ごろ。暦ではそれが起こる日だが、天文学ではその瞬間を夏至とし、それを含む日を夏至日と呼ぶ。

夏至は「夏に至る」という意味でいよいよ本格的な夏が到来する。余談だが東京オリンピックがコロナ禍の中で実施されようとしている。コロナもさることながら、あの耐え難い暑さの中、アスリート達は日頃の実力を発揮できるのか心配だ。

夏至の行事は関西ではこの日にタコを食べる習慣があり、関東地方では焼き餅をお供えする。この頃に吹く季節風を「夏至南風」と呼ぶのは沖縄地方。太陽のエネルギーが最も溢れる夏至の日の出と共に禊をする祭典がおこなわれるのは伊勢・二見が浦。二つ並んだ岩の間から太陽が登る。

また日照時間の短い北欧では、昼間の最も長い夏至は、とても大切な日。フィンランドをはじめ、さまざまな国で夏至祭が催されます。スウェーデンでは、国中が休日になるとか…。そういえばこのころは所謂白夜。夏至祭も盛んにおこなわれる。
参考 https://scania-griffin.com/fika-time/culture/2750

また北海道・当別町でも夏至祭はおこなわれる。当別町の夏至祭は、姉妹都市 スウェーデン・レクサンド市との交流の証のひとつ。
https://portal.town.tobetsu.hokkaido.jp/town/geshisai/

千夜一夜物語《屋久島001》片山通夫

  屋久島は1993年12月11日、白神山地とともに日本初の世界自然遺産として正式に登録されました。 特に「標高による連続植生、植生遷移や暖温帯の生態系の変遷等の研究における重要性を持つこと」や、 「ヤクスギを含む生態系の特異な景観を持つこと」などの特徴が、学術的に大きな価値をもつものとして評価されました。世界自然遺産登録が素晴しい事であるのは言うまでもありませんが、遺産前、更には昭和39年の国立公園指定以前から、 屋久島を訪れた植物、動物学者達は「類を見ない島」「人類の至宝」と評価しています。
「連続植生、生態系変遷の重要性、生態系の特異景観が素晴しい」等と言葉を並べるよりも 「世界自然遺産である」と一言でその素晴しさを表現できるように、 屋久島にとっての「世界自然遺産」は、名詞ではなく形容詞である、と言えるのです。(屋久島観光協会HP)