夏の千夜一夜物語《無いはずの上履き》構成・片山通夫

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これは、私が親戚のおじさんから聞いた話です。

おじさんがまだ子供だった頃。
現代のコンクリート校舎と違って、当時はまだ木造の校舎が残っていました。
おじさんの学校も木造だったらしく、廊下を歩く度にギシギシと軋む音が鳴り響き、放課後に1人で歩くのは怖かったと言います。 “夏の千夜一夜物語《無いはずの上履き》構成・片山通夫” の続きを読む