渡来人たちの宴《卑弥呼とアマテラス 4》片山通夫

漢委奴国王印

 さて卑弥呼は魏志倭人伝に書かれているように実在した。それからずっと時代は下って奈良時代に我が国の歴史書が編纂された。古事記と日本書紀である。前回書いたように古事記は元明天皇の時代の712年、日本書紀は元正天皇の時代の720年。8世紀の話だ。その頃に魏志倭人伝が読まれたのか否かは筆者にとっては不明である。しかしながら8世紀頃には我が国では読まれてはいなかったようだ。 “渡来人たちの宴《卑弥呼とアマテラス 4》片山通夫” の続きを読む