冬の夜更けは・・山城の国物語008《山城から明日香へ》片山通夫

仁徳天皇陵

こうしてみると「我らが山城の国」は継体天皇が「天皇として」生まれたふるさとともいうべき重要な位置のあったと思う。木津川が他の大河と合流した地域であり、その大河を治めて20年、機を待って飛鳥の地へ赴く。おそらく「神武の東征」をほうふつとさせたのではないか。
もし継体天皇が実質初代天皇だったとすれば、彼以前の天皇は?また16代仁徳天皇陵のように巨大な墳墓が存在することが不可解だが、発掘調査させてもらえない現在ではそれすら確認のしようがない。せめて遷都の一覧を眺めて負いたい。
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