神宿る。《榎・蘇武橋》片山通夫

この榎(エノキ)は「幹周/5m、樹高/14m、樹齢/推定420年」と案内板に書かれている。奈良県橿原市今井町の入口にデンと構えている。今井町は江戸時代の面影を色濃く残している橿原市の町だ。橿原神宮で有名。《日本最古の正史ともされる『日本書紀』において、日本建国の地と記された橿原。天照大神〈あまてらすおおかみ〉の子孫である神日本磐余彦火火出見天皇〈かむやまといわれひこほほでみのすめらみこと/※後の神武天皇〉が、豊かで平和な国づくりをめざして、九州高千穂の宮から東に向かい、想像を絶する苦難を乗り越え、畝傍山〈うねびやま〉東南の麓に橿原宮を創建されました。》とは神宮のHPに記載されている。その町にある榎、もう神が宿っていてもおかしくはない。