新連載「百鬼夜行夜話」片山通夫

百鬼夜行絵巻

「スサノオ追跡」と、それに続く「渡来人たちの宴」が一応の終わりを見た。さてと思って次のシリーズを考えたのが、時代は奈良時代を超えて平安時代に飛び、百鬼夜行の京の町を歩くことにした。以前、陰陽師・安倍晴明を取り上げたことがあったが、やはり妖怪変化は興味をそそられる。

大江山の鬼(瓦)

 

 

なぜか平城京は筆者の中では影が薄い。飛鳥から古墳時代はともかく、奈良時代を越えて一気に京の都に移る我が身勝手さにも驚くが、興味をひかないものが仕方がない。平安時代の妄想にお付き合いください。記事は隔日程度に掲載して行きます。