連載コラム・日本の島できごと事典 その104《玉置半右衛門》渡辺幸重

玉置半右衛門(ウィキペディアより)

玉置(たまおき)半右衛門(1838―1910)は、鳥島(伊豆諸島)のアホウドリを捕獲して羽毛布団を生産し、巨万の富を築いたことで知られる八丈島出身の実業家です。大東諸島の開拓にも携わりました。「南洋事業の模範家」と称賛され、「裸一貫で日本の実業界に君臨した」と言われますが、アホウドリを絶滅に導いたり、労働者を搾取したりするなど負の側面も指摘されています。

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