びえんと《冤罪を生む仏様顔の取り調べ》~湖東記念病院事件に見る虚偽自白の恐怖~文・井上脩身

0
西山美香さん(ウィキペディアより)

 滋賀県東近江市の湖東記念病院で入院中の患者を殺害したとされた元看護助手の再審裁判で3月31日、大津地裁は無罪を言い渡した。この再審裁判で明らかになったのは、元看護助手の心の動揺に乗じ、捜査員を信頼させて迎合自白を取る手口だ。元看護助手の西山美香さんが取り調べ刑事を好きになって行ったウソの自白が、原審で有罪の決め手にされてしまったのだ。狭山事件では、犯人とされた石川一雄さん(仮出所中)が、信頼する巡査部長にほだされて、やはりウソの自白をしている。憲法は拷問や強制による自白は証拠と認めないと規定している。しかし、取り調べに際してこうした強面法とは逆の、みせかけ温情法もまた冤罪の元なのである。 “びえんと《冤罪を生む仏様顔の取り調べ》~湖東記念病院事件に見る虚偽自白の恐怖~文・井上脩身” の続きを読む

0

巻頭言 Lapiz編集長 井上脩身

0

 森友問題
佐川理財局長(パワハラ官僚)の強硬な国会対応がこれほど
社会問題を招き、それに指示NO、を誰れもいわない理財局の体質はコンプライアンスなど全くないこれが財務官僚王国最後は下部がしっぽを切られる。世の中だ、手がふるえる、恐い命 大切な命 終止府

森友事件にからむ公文書改ざん事件の渦中となった財務省近畿財務局の職員で、2018年3月に命を絶った赤木俊夫氏が、死の直前に走り書きしたメモ(原文のまま)です。 “巻頭言 Lapiz編集長 井上脩身” の続きを読む

0

《Lapiz の思い》 Lapiz編集長 井上脩身

0
パレスチナの少女

Lapiz(ラピス )はスペイン語で鉛筆の意味。
地球上には、一本の鉛筆すら手にすることができない子どもが大勢いる。
貧困、 紛争や戦乱、迫害などによって学ぶ機会を奪われた子どもたち。 鉛筆を持てば、 宝物のように大事にし、字を覚え、絵をかくだろう。
世界中の子どもたちに笑顔を。
Lapizにはそんな思いが込められている。

 

0

宿場町《美濃路・大垣宿》井上脩身

0

奥の細道むすびの地
~水運の町で芭蕉のあわれを思う~

松尾芭蕉の不朽の名作『奥の細道』。そのスタートは芭蕉が庵をむすんだ江戸・深川であることは無学な私でも知っていた。奥州から日本海沿いに敦賀まで行ったことも知っていた。そしてその最後は大坂だと思い込んでいた。高校時代、大坂で「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」という最後の句を詠んだと習ったからだ。敦賀からなら琵琶湖沿いに京、大坂に行けるという地理感覚もあって、まことに恥ずかしい話だが、全く疑問をもたなかった。あるとき、JR大垣駅に止まった電車の車窓から「奥の細道むすびの地」の看板が目に留まった。大垣が『奥の細道』の最後の地というのだ。これはいったいどういうことだろう。調べてみると、大垣は江戸時代、美濃路の宿場だった。芭蕉は大垣宿で何をおもったのだろう。冬のある日、岐阜県大垣市を訪ねた。 “宿場町《美濃路・大垣宿》井上脩身” の続きを読む

0

編集長が行く 広島県竹原市・大久野島

0

毒ガスの島の廃虚尋ねる
~地図から消えた「もう一つの広島」~

文・写真 Lapiz編集長 井上脩身

小さな書店の片隅の壁に「大久野島の歴史展」の宣伝チラシが張られていた。「もうひとつの広島」の副題がついている。主催は「毒ガス島歴史研究所」。今年1月4日から7日まで旧日本銀行広島支店で開催とある。50年前、私が新聞社に入社して配属された支局に赴任したとき、いきなり支局長が語った言葉を思い出した。前任地の呉支局で「大久野島での毒ガス製造をスクープした」というのだ。私はたまたま今年初めに尾道に旅をする計画を立てていた。予定を変更して大久野島の「もうひとつの広島」を訪ねた。 “編集長が行く 広島県竹原市・大久野島” の続きを読む

0