写真エッセー《出雲往来》片山通夫

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すでによく知られている話だが、出雲王国と呼ばれていた王国が神代の昔にあった。現在の出雲、松江などを中心とした一帯を指す。
知られている話では大国主命、少彦名など出雲の国造りのエピソードやそれ以前の「遺跡」、何しろ伊邪那岐命が妻である伊弉冉尊の後を追って「黄泉の国」へ行ったという出入口である「黄泉平坂(よもつひらさか)」などもかなり有名である。また現実的だが砂鉄からの鉄製品の製造、大国主の国譲りや、出雲大社という「高層神社」があったという話なども、当時の建築技術から考えると驚くばかりである。おそらく当時は竪穴式住居が一般的なのだろうから。

そんな出雲に惹かれた筆者は出雲の国を何度か訪れた。(明日に続く)

参考:出雲国風土記