あれから10年《東日本大震災》中務敦行

気仙沼

東日本大震災から10年がすぎた。2月11日から宮城県気仙沼市を訪ねた。夕方、現地に着いて、旅館に入ると廊下で目を引いたのはふたつの柱時計。正確には時計だったものである。(写真左)

左側には東日本大震災に襲われた時刻、右の時計は津波が押し寄せた時刻を指している。

海に近いこの宿は流されることはなかったが、再建されて新しくなっている。翌朝、街を歩いた。すぐ隣には新しい集合住宅が建てられており、すぐ傍には「・・女子高校の跡地」という表示板がかかっている。今はそこには学校はない。 “あれから10年《東日本大震災》中務敦行” の続きを読む